スッキリしない成田にファイナルアプローチ【デルタ航空747搭乗記】

Category : デルタ航空
関東地方は天気が悪かった。この時は9月中旬。まだまだ残暑が厳しい季節のはずであったが、この夏はうだるような猛暑の後、急に涼しくなりそのまま秋に突入してしまった。台風が襲来し鬼怒川が氾濫して大洪水を引き起こしたのが僕の渡米した直後のことであった。


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雲を抜けるとまた下には雲が広がっていた。


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雲の隙間から水辺が見える。地図画面を見る限り北からの進入、RWY16Rへの進入だと思われた。


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成田空港のB滑走路はA滑走路よりも北側に突き出ている。つまり、北側から侵入するとすぐ左側にRWY16 Lの進入灯が見えるのだ。同時進入もできるようになったので、他機がアプローチしていないかを必死で探したが、残念ながらこの瞬間に成田にアプローチしているのは自分の乗る飛行機のみであった。


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B滑走路の端である。同時進入を行っている場合、この瞬間に一方の飛行機が着陸してくれるのが理想的である。タッチダウンの空撮ほどゾクゾクするものはないからだ。実際はそんなタイミングは滅多にないので撮影できた場合は相当ラッキーだったということだろう。

窓から外を見ているとホテルがあちこちに建っているのが見えた。


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ANAクラウンプラザホテルである。


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こちらは日航成田。


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こちらはマロウドインターナショナルホテル。部屋からRWY16へのアプローチが見えることで有名なホテルだ。ルークオザワ氏の写真撮影セミナーでも使われているホテルである。

もちろんもっと沢山のホテルが成田周辺にあり、どうせガラガラなんだろうと思いきや、中国人をはじめとした外国人がこぞって宿泊しているから驚きである。成田のホテル事情も随分変わったのだ。


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着陸直前、カメラを外に向けて「エイっ」とシャッタボタンを押すと、ピーチの機首部分が偶然入った。あと少し遅かったらもっと上手く入ったはずだ。窓の位置が座面から遠いため、前方を確認しながら写真を撮るのは不可能なのだ。


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成田は小雨が降っていた。湿度が高そうだ。スポットインすると隣にはデルタの767がいた。この時間は第一ターミナルの北ウィングはデルタの王国が形成されている。


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降機して一旦上の階に上がると乗ってきた747がとてもよく見えた。僕が写真を撮っていると、皆マネするように写真を撮り始めた。皆、大きな飛行機が好きなのだ。

僕の旅はここで終わりではない。まだまだセントレアへのフライトが待っている。

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暗い映画を機内で見るとヤバい【デルタ航空ビジネスクラス搭乗記】

Category : デルタ航空
もう一本映画を観た。画面を撮るのを忘れたが「ソロモンの偽証(前編)」という映画だ。非常に暗くて怖い映画だった。中学校を巡って繰り広げられる自殺か殺人かをめぐるミステリーである。

暗い映画を観ると気分が落ち込むので困る。周囲が明るければ良いのだが、機内は食事が終わってから暗いままであるので、暗い気持ちから抜け出せないのだ。ハッピーエンドの映画はいい気分で終われるが、その逆のパターンはヤバい。機内に犯罪者でも潜んでいそうな気分になるのだ。誰か話し相手がいればいいのかも知れない。しかし僕は基本的に一人だ。暗い機内では予想以上に感情のコントロールが難しいのである。

いつも僕が機内が暗いと鬱状態になると言っているのは、まさに暗い映画を見た時が典型で、何か行動を起こさない限りフラットベッドに縛り付けられたままとなる。人間、周囲が暗くていいことなど一つもないのだ。


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そんなときは気分転換に動く。階段をトントントンと降りて、閉まっているナンバー2ドアの窓のシェードを上げる。下が雲一面であったのが残念だったが、この角度で見る747の翼はやはり格好いい。青空を見たら明るい気分が戻ってきた。


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デルタではエンターテイメントプログラムが刷新されてから飛行データ画面がつまらなくなった。出発地時刻、到着地時刻が表示されないのだ。時刻表示がないと早く着くのか遅く着くのかがすぐに分からない。地図画面に出ている残り時間を現在時刻に足せばいいのだが、そのワンクッションが面倒なのである。

しかも他に見たいデータとして高度くらいしか見るものがない。本当はマッハ数とか対気速度とかが出るとありがたいのだが、出るのは対地速度くらい。飛行機は空気に対して飛んでいるわけなので、対地速度なんて出されても全く意味がない。表示されて欲しいのはコックピットに表示されている対気速度(CAS)またはマッハ数なのである。

航空機の速度は沢山あり、一般的なものは上で言った対地速度、対気速度(CAS)、マッハ数くらいである。航空機設計の世界では等価対気速度(EAS)が重要である場合や、真対気速度(TAS)がマッハ数に変わって重要となる場合があるが、基本的に僕はCASとマッハ数が欲しい。その2つが基本的にパイロットに通知される速度だからである。


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知らないうちにもう1時間ほどの所要時間となっていた。


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到着1時間強前から2度目のミールとなる。チョイスは「トマトとバジルのエッグストラータ」、「蜂蜜とアーモンドのグラノーラシリアル」、「牛肉のピリ辛炒め」である。


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僕は迷わずシリアルをオーダーした。この時間は米国時間で早朝だからである。牛肉のピリ辛炒めなど食べられるはずがない。

日本発の機内食で出されるシリアルよりもうんと量が多く見える。そして入っているものも何だか洗練されておらずあまり見た目が良くない。それでも味は悪くなく、全部ペロリと食べられた。一方で僕が好きではないのがクロワッサン、めちゃくちゃ脂っこくって手がベタベタになる。それでもちゃんと残さず食べた。


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間もなく降下を開始するという頃、自席から翼を見てみる。下は相変わらず雲一面。どうせ太平洋上なんだしと思い、外の景色はすんなり諦めた。

ディセントが始まった。









映画といちごパフェと私【デルタ航空ビジネスクラス搭乗記】

Category : デルタ航空
ご飯を食べながら映画を観ていた。


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観た映画はドラえもん「Stand-by me」。「何を子供じみた映画を…」と思われる方がいるかも知れないので言っておきたい。ドラえもんは大人が観ても感動できる素晴らしい映画である。ストーリーは単純だし、オチは決まっているし、結論だって最初から分かっている。しかしそれでいてここまで感動できる映画はないのではなかろうか。アクション映画やミステリー映画、恋愛モノ、家族モノにはない純粋な美しさがあるのだ。

しずかちゃんが好き→結婚したい→見事に結婚→ばんざーい。

ドラえもんが未来に帰った→戻ってきて欲しい→戻ってきたら大泣き。

そんな単純明快なストーリーが僕らを引き付けるのである。リアルやネットで繋がった現代の複雑な人間関係。そこから解放されるのがドラえもんだ、なんて言うと少し大袈裟だが、人間関係の基本的な感情だけを素直に描写していて、我々の複雑な心理状態を浄化して人間関係の原点を感じさせてくれるのがドラえもんのストーリーなのである。


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このドラえもんは3Dで描かれており、しかも僕らの時代に放映されていたドラえもんとは全く声が違う。なので最初かなりの違和感を感じてしまうのだが、観ているうちに慣れてくるのが不思議である。僕はスーッと大山のぶよではないドラえもんの世界に入って行けた。


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ご飯が終わっても映画は続くため、途中でベッドにしながら観た。デルタのこのシート、いや、航空会社を問わず同じことが言えるのだが、寝ながら映画を観られないのが飛行機のモニタの弱点である。下から見上げると画面が暗くなってよく見えないのだ。上下に回転するモニタが欲しいというのは以前書いた話である。


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ドラえもんを観終わると、大体この辺。残り9時間21分のフライトである。

ドラえもんを観たら眠くなったので眠ろうと思ったのだがなかなか眠れなかった。この便の出発時刻は13時55分。米国に1週間以上滞在していたので、時差ボケは完全に解消されている。すると23時頃まで眠気はやってこない。時差ボケが完全に解消されていない状態では、夕方になると眠くて起きていられなくなるのだが、完全に時差ボケが解消してしまっている状態では、結局夜にならないと眠れないのである。

だから起きていた。読書をしたりブログの下書きをしたり。さすがに途中1時間か2時間くらい眠ったが、到着まであまり眠くはならず、ほとんどの時間を起きていた。大体いつも帰国便では5時間くらい眠ってしまうので、こんなことは非常に珍しい。


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気が付くとこんなところ。日付変更線を超えようとしていた。残り時間は5時間半だ。


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ここでクルーが軽食を配りに来た。「野菜の盛り合わせか冷やしそばならあるよ」と。僕はその薦めに背き、「パフェ下さい」と言った。デルタのいけないところは、絶対にパフェを薦めないこと。「パフェ下さい」と言っても、「野菜かそばならすぐに出せるけど」と必ず一回は突き返される。そこで再度「パフェがいいんだけど」と言うとやっと作ってくれるのだ。ANAのビジネスクラスでそんなこと言ったらクレームものだ。「オレはパフェって言ってんだ!」と一蹴されて仕舞いである。


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久しぶりに食べるパフェ。ヴァニラヨーグルトとベリーのパフェと書いてあるが、実質イチゴにヨーグルトが絡めてあるだけのお粗末なパフェだ。大して美味しいわけじゃないが、何だか無性に食べたくなる味である。ワンカップ食べたら満腹。サイズはやはりアメリカンサイズである。

「満腹になったら眠くなるかな?」と思ったが、全然眠くならないので、もう一本映画を観ることにした。









ビジネスクラス機内食のポークってどうよ?【デルタ航空747搭乗記】

Category : デルタ航空
デルタに乗り始めてから約3年が経つ。エコノミーで行くこともしばしばだったが、最近ではビジネスクラスのアップグレード枠を見つけるのが上手くなり、結構な確率でビジネスクラスにアップグレードできるようになった。機内食もかなりの種類を食べた。大体見ればこれはハズレかアタリかが分かる。今回はその締めくくりだと思っていた。


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まずはスターター。いつも通りの海老だ。


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何度同じものを食べただろう。しかし同じものというのは、いい意味で安心感を与えてくれる。これを食べると何故かホッコリ気持ちが落ち着くのだ。


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前菜はビートとゴートチーズのサラダ、ベジタブルスープである。


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サラダもスープも毎回微妙に異なるものの、ほぼ同じだと言っていい。吉野家の牛丼は何度食べても飽きないように、僕の脳に刻まれたデルタの機内食の味は、何度食べても飽きない味に認定されているようである。海老と同様、これらのお皿が出てくると、何故か安心感を覚えてしまうのだ。添えられたパンも然りだ。


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今回どうしても食べたいものがあった。それは今まで一度も食べたことのない一番下の豚肉メニューである。毎回デルタの洋食は4種類。上からビーフ、チキン、フィッシュ、ポークである。微妙に味付けや調理方が異なるが、上の3種類については最低でも一度はオーダーしたことがある。

しかし一番下のポークだけは未踏の領域だった。オーダーしている人を見たことがなく、当然どんなものかも見たこともない。僕は食べておかないといけない衝動に駆られていた。食べたいものを食べるんじゃない。一度も食べたことのないものを食べるのだ。


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それで出てきたのはこちら。ポークの甘辛ソース炒め。

肉はえらくパサパサしていた。味付けは結構スパイシーだ。美味しいかと言われれば少し疑問符が付いた。日本の照り焼きソースをイメージすると少し違う。この便はマニラまで行く便であるので、恐らくフィリピン風の味なのだろう。日本人の味の好みからは少し外れた甘辛風味だった。添えられたブロッコリーは柔らかすぎて気持ちが悪く、白いお米も質が悪かった。

総じてポークは失敗である。


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ちなみに和食メニューはと言うと…。実はこれを見てあまり惹かれなかったというのが僕が今回ポークを選んだ理由だともいえる。どうしても和食が食べたかったらポークは次回に回して和食を選んでいたと思う。主菜が「鮭の醤油風味」じゃテンションが上がらない。


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デザートはいつものアイスクリーム。


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その前にコーヒーを持ってきた。何度も書いているがデルタのコーヒーはスタバになった。食後のコーヒーが楽しみになったというのはこのブログでは何度も言ってきたことだ。


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アイスにはキャラメルソースをかけてもらった。ねっとりとした本格的なキャラメルソースである。何杯でも行けそうなアイスである。そして最近はチーズを添えてもらうことにしている。別にワインと一緒に飲むわけではないが、本格的なチーズを食べる機会が普段あまりないのでここぞとばかりにチーズを食べている。

劇的に満腹である。もういらん。









まさかのワインテイスティング【デルタ航空ビジネスクラス搭乗記】

Category : デルタ航空
自分に最も縁遠いもの、それは多分「お酒」だと思う。宴会では一切飲まず、皆ビールで乾杯しているのに僕だけコーラだ。毎回そんな風なので僕にお酒を強要する人はいなくなった。

しかし一旦「飲めないヤツ」と言うレッテルを貼られると、非常に都合が良い。無理な付き合いもなくなるし、行きたくない2次回も飲めないからという理由で勝手にメンバーから外される。というかそもそも僕を2次回に誘う人はいない(自分から行きたいと思ったら行く)。自分にとって「飲めない」というのは非常に得な体質だと思っている。

じゃあ飲んだらどうなるかって、ほんの少しならばどうにもならない。顔が赤くなるくらいだ。ただ飲み始めると少しの量で体調が悪くなる。いつも「風邪を引いたときの症状が出る」と説明している。頭が痛くなり、鼻が詰まり、耳の中が腫れて音が聞こえにくくなる。そんな状態じゃ宴会が楽しめないから僕はあえて「飲まない」を貫いている。自分では素晴らしい心掛けだと思っている。

しかし飲みたいお酒がたまにある。それはワインだ。ただ、赤ワインは美味しいと感じない。断然白ワインが好きだ。それも軽いヤツ。ほんの少し甘いヤツだとなお良い。

今回の復路の便では何だか飲みたい衝動に駆られた。往路では飲む気にはなれないのだが、復路では何故か飲む気が起きる。あとは家に帰るだけという安心感がそう思わせるのだろう。


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デルタワンのロゴが、ワンランク上のキャビンに座る男心をくすぐる。


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ワインリストを眺める。フムフムと分かったような顔をして必死で読む。「フルボディってなんだ?」、「何だかフルーツの名前が沢山書いてあるけどホントにそんな味がするのか?」。ワインリストって書いてあることが全く意味不明で、読んでいて腹立たしくなってくる。

クルーに「白ワインが欲しいんですけど、僕はあんまりお酒が好きじゃなくて、軽くて甘いのなら飲めるんですけど…。」と聞くと、待ってましたと言わんばかりにグラスを2つ手に取って「テイスティングしてみる?」と僕に微笑みかけた。


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いや、そこまでしなくてもと思ったが、こんな風に並べられたらどうしようもない。さあ、左のヤツから飲んでみよう。僕に差を感じるだけの能力があるか?と自分で思ったが、さすがに違うタイプのものを置いてあるので、ハッキリと味の違いが分かった。左右どちらだったか忘れてしまったが、圧倒的に僕が好きな味があった。迷わず「こっちを下さい」とクルーに言った。


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僕が選んだワインはこちら。シャルドネーって書いてあるけどどういう意味?自分で調べて知ったかぶりをすればいいのに、あえてしないところ僕のいいところだ。


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「少しでいいです。」と言ったのにこんなに注がれてしまった。これだけ飲んだら確実に風邪モードに入ってしまう。でも美味しいから結構飲んでしまった。心臓がバクバク動いて大変だった。飲むと食欲が湧くという人がいるが、僕は逆で何だか食欲が減退してしまう。これから豪華機内食というときに、こんなもん飲んじゃって一体どうしろというのか。

ま、帰りの便だしどうなってもいいや。僕はリラックスしながらチビチビとワインを飲んだ。









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