ヴァージン搭乗前になんと、カメラが故障!【緊急事態の全記録】

Category : ヴァージンアトランティック航空
前回のヴァージンの尾翼を撮り終えた後、悲劇が起きた。

スコーク7700。

緊急事態が発生。

な、な、なんと、カメラが故障したのだ。

使用カメラはキャノンのコンパクトデジカメS100。先回記事のヴァージンの機体を撮った後、レンズが格納されなくなり、ピピっという音がして「レンズエラーを検知しました」というメッセージが黒い画面に表示されたのだ。電源を何度入り切りしてもダメ。バッテリーを抜いてもダメ。やれることは全てやったが、レンズエラーは解消されなかった。

かさばるので今回一眼レフは持ち合わせていない。スマホのカメラはショボ過ぎて使い物にならない。ほぼ唯一の画像記録媒体が壊れたキャノンのコンデジだった。気が付くと僕は背中にびっしょりと冷や汗をかいていた。

ブロガーとしてこれほどまでに窮地に陥ったことはなかった。今日はヴァージンに搭乗するとあって、いつもの初便と同じような意気込みで来ている。僕にとって最初で最後のヴァージン搭乗になるかも知れない。そんな貴重な一便にカメラなしで搭乗できるはずがなかった。

すぐに新しいカメラを買う決心をした。

どのクラスのカメラを買おうか一瞬迷ったが、きっと壊れたカメラは修理すれば直る。だからとりあえず安いものを買っておこうと考えた。決心は早かった。いや、すぐに決断をするしか状況が許さなかったのだ。搭乗まで2時間を切っていた。カメラを買っても充電ができていなければ搭乗時点から撮影することはできない。

僕はとりあえず電気屋を回った。幸いなことに成田空港にはアジア圏からの旅行者向けに電気屋がたくさんある。デジカメもたくさん置いてあった。しかし一軒目に行ったAKIHABARAという一番大きな店に、安いカメラは一台もなかった。最低でも3万円弱だった。「え?こんな高いの?」。それなりの上位機種だったが、今回の僕には必要がなかった。(でも結構迷った。)

次に見た店はASAKUSAという店。そこには1万円台の機種が2つあった。一方が12500円、もう一方が11800円だ。ほとんど値段が変わらなかったのでよりいい方を買おうと、12500円のものにしようと思ったのだが、展示品限りということで躊躇した。

いや、待てよ。展示品限りならば安く買えるかも。僕は値切り交渉を行った。「展示品でいいので安く売ってください。」と僕は懇願した。店員は中国人だった。中国に旅行して値引き交渉をしている気分だった。中国人店員は「店長に聞いてまいります」と言ってすぐに戻ってきた。なんだか申し訳なさそうに「500円引きます。」とだけ言った。

500円引きはちょっとナメている。1万円くらいにしてもらわないと買う気にはなれない。「1万円になりませんか?」と聞いたが答えはノーだった。「今後も売っていく商品なので値引きはできない」。理解できるような理解できないような理屈だったが、とりあえず僕は値引き交渉を諦めた。こちらは状況が状況だったので、グズグズ値引き交渉をしている時間などなかったのだ。

仕方なく11800円のカメラを買った。キャノンのIXY130だ。ちなみに展示品限りのものは一つ上位機種のIXY140だった。IXY140は24㎜から、しかも10倍ズーム。一方のIXY130は28㎜からの8倍ズーム。値段がほとんど変わらないのならば広角のが欲しかった。が、汚れに汚れた展示品を買う気にはなれなかった。


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左の箱が今回買ったカメラだ。レンズが出っぱなしになっている黒いのが壊れたカメラである。(スマホで撮影。すべて写真をスマホで撮るというのは無理だろう。)

カメラを買った後、僕はラウンジへ急いだ。「半分くらい充電されてます」とのことだったが、どれだけ残量があるかは分からない。とにかくたくさん充電しておかないと不安である。搭乗時が最もカット数が多くなるので、とにかくその不安を取り除きたかった。

ラウンジでホッと腰を下ろしたときには、冷や汗から運動後の汗に変わっていた。あちこち歩き回って汗びっしょりになってしまったのだ。なりふり構わず箱からカメラを取出し充電器をプラグに差して充電を開始した。幸いなことに初めからそこまで残量がないわけではなさそうだった。1時間くらい充電できれば行けると思った。

これで何とかなった、、、。

これから大事な一便に乗るというのにカメラが故障。しかし考えようによっては搭乗後でなくて本当に良かったと思っている。搭乗直前でもアウトだった。故障したのが搭乗2時間前だったので、カメラを買って充電する余裕まであった。そういう意味ではラッキーだったのかも知れない。プロが常にカメラを2台携えている意味がよく分かった。

よしっ、それでは気を取り直してヴァージン搭乗記を始めるとするか。(期待が大きすぎて最後の方、え~ってなるかも!)


冒頭の「スコーク7700」の意味:
緊急事態が発生したときに航空機から出す信号。地上のレーダ管制向けの信号で音声通信ができなくても地上管制に緊急事態を伝えることができる。トランスポンダという機械から発信される。御巣鷹山の日航機事故の時には、異常が起きてまもなく、機長が「スコークセブンセブン(をセットせよ)」と副操縦士に伝えている。その他、7500はハイジャック。7600は音声(ラジオ)通信不能の緊急信号。


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日本撤退!ヴァージンアトランティックに乗れ!【成田-ロンドン搭乗記】

Category : ヴァージンアトランティック航空
2月1日の運航を持ってヴァージンンアトランティック航空が日本から撤退する。ヴァージンンアトランティック航空とは、あのヴィヴィッドな真紅の尾翼をまとった何だか妙なエアラインだ。

世界に先駆けて新しいサービスを提供してきたヴァージン。日本からの路線はたった1路線ではあるものの、他社とは一線を画すサービスに固定ファンも多かったはずである。

そんな人気エアラインのヴァージンがなぜ日本から撤退するのか。そこにはデルタの影がちらついている。デルタは2012年に株式の49%を買い取ることで合意し、ヴァージンとの提携関係を強めた。報道によると、デルタとともに大西洋路線を強化するとかいう話だ。そして円安で日本路線の採算が取れなくなっているという背景もあるらしい。もちろん僕が直接撤退の理由を聞いたわけではないので推測の域は超えないが、両方の理由があって撤退を決めたようだ。

今回ヴァージンに撤退前に乗れることになったのは、僕にとって嬉しいニュースだった。日本から撤退してしまったらきっと乗る機会はほとんどなくなるだろう。日本から撤退する前に一度は乗っておきたいエアラインだった。もちろんラストフライトに乗るわけではないが、2月1日の撤退にギリギリ間に合ったのは幸運だった。

中部から成田へはANAに乗ってきた。そのせいでヴァージンのマイレージ登録がANAになってしまっていた。そのまま行くとヴァージンはANAでマイルがたまってしまう。僕はデルタで貯めたいのだ。このままはいけないと思い、僕は乗り継ぎゲートを通らずにそのまま外に出た。そして第一ターミナルのチェックインカウンターへ急いだ。


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ひとまず南ウィングに出た。スターアライアンス各社がひしめいているが、ヴァージンはどこにあるのか。そうか、ヴァージンはデルタ系のため北ウィングなのだ。


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そして北ウィング。ヴァージンのカウンターへ急げ。(←いや、別に急ぐ必要はない。)


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あった!刺激的な赤が目に飛び込んできた。なんてったって宣伝文句が「世界を挑発する」だ。エアアジアとまではいかないが、若干セクシー系の挑発的な係員が僕を待っていた。

僕は挑発的な係員に事情を伝え、マイレージ登録をデルタにしてもらった。もちろんマイレージ登録はANAでもよいのだが、デルタの方が貯まりが良いのだ。ANAのマイルは最近なかなか使う機会がなくて実は困り気味。米国へ行くことの多い僕はデルタで貯めた方が都合が良いのである。


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カウンターの上には、ユニオンジャックが掲げられ、これから英国に行くのだということを強く意識させられる。気品高きユナイテッドキングダムにチャランポランなエアライン。そのギャップが素晴らしいではないか。


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カウンターの上にはアップグレードの値段が書かれたシートが置かれていた。プレミアムエコノミーへは36000円。ビジネスクラスへは16万円か20万円だ。(エコノミーの運賃種別によって変わるのか?)ビジネスクラスが36000円だったら、即決でアップグレードするが、さすがに16万円じゃ手が出ない。

何?最後なんだから16万円かけてでもアップグレードした方が良かったんじゃないかって?いや、さすがの僕も突然16万円払えというのは無理だ。事前に知っていたら考えていたかも知れないが・・・。(と一応言っておこう。)


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出国はスカイプライオリティレーンから。デルタでプラチナ資格を持つ僕はここが使える。一般レーンも空いていたが、プライオリティレーンはもっと空いていたので使う価値はあったようだ。


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出国のスタンプを押してもらうとすぐにヴァージンの赤い尾翼が見えた。最初で最後になるかもしれないヴァージン。
僕のヴァージンフライトが始まろうとしていた。

つづく。


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Asian Airの767にサハリン航空の737、成田で見ちゃった。【デルタ機内より】

Category : デルタ航空
2014年9月1日からの電子機器使用制限の緩和で、航空旅行は以前よりも随分と楽しいものになった。それでは到着時と出発時に窓から撮った飛行機を紹介しよう。

到着時の写真から紹介したい。


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デルタの747。セントレアからは既に去ってしまったが成田ではまだまだ健在である。


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これなんだ?AsianAirのB767-200である。国籍はタイ。なんかそう言えばそんなエアラインあったよな…。
調べてみると、成田とバンコクのドンムアンを結ぶ、定期チャーターエアラインと書いてある。スイマセン、それ以上の詳細はわかりません。


2014OCT-DELTA-33.jpg
そしてこんなところにサハリン航空の737がいるではないか。サハリン航空なんて定期便として飛んでたっけ?チャーター便?一度だけ千歳空港で見たことがあるが、成田で見かけるのはもちろん初めてである。調べてみると、オーロラ航空灯いう航空会社のプレスリリースに、

オーロラ航空 (旧サハリン航空)(HZ) は、ユジノサハリンスク (UUS) -東京(成田) (NRT) 直行週二便(火・木)の定期便サービスを開始します。

と書かれていた。ん?サハリン航空はオーロラ航空になったのか?そして言われる通りこの日は火曜日、到着/出発時刻についてもサハリン航空(オーロラ航空)がいる時間帯としてはプレスリリースに書かれたものとぴったり合致した。


続いて出発時の写真。

2014OCT-DELTA-34.jpg
この時間はデルタの時間のためデルタ機がいっぱい。ウィングレット付きの767に、僕は結構萌えるのである。


2014OCT-DELTA-35.jpg
こちらはユナイテッド王国。この時間、成田では米系エアラインが王国を作っている。
デルタ王国然り、ユナイテッド王国然りだ。そのユナイテッド王国の尾翼は手前から777、747、747、787。そう考えるとユナイテッドのワイドボディのフリートは皆ボーイングだ。ユナイテッドのエアバスフリートはA320ファミリーだけである。

何だか楽しすぎるぜ!

Asian Airにサハリン航空(オーロラ航空)、珍しい飛行機、2つも見ちゃったもんね!


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成田でUSベースのクルーをピックアップ【デルタ747搭乗記】

Category : デルタ航空
房総半島九十九里浜を通過すれば間もなく成田空港RWY34だ。


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関東地方も台風一過とあって非常に風が強く波が高いことを物語っていた。


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成田空港に着陸。何だかデジャブのように感じたのは、以前もこのDL630便に乗った時に、成田に緊急着陸したことがあったからだ。

過去記事(2013/06/12):成田に緊急着陸したデルタ機に乗っていた話


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ゲートに到着。乗客は降ろさず、乗員のみの交代となる。はじめ僕は、マニラ→成田線が欠航していたので、その乗客をこの便に乗せてきたと思っていたのだが、どうやらそういうわけではなく、乗員だけが乗り降りすることになっているようだった。


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乗員交代の瞬間だ。実はクルーに「どういうクルーのオペレーションになっているのか?」と聞いてみたのだが、全く理解できなかった。

言っていたのは、
「成田でUSベースのクルーをピックアップする。」
「僕ともう一人のクルーだけはマニラからデトロイトまで乗る。」
という2点だけである。

僕に説明するのが面倒だと思ったのか「とてもコンフーズィングなんだよ」と自ら言って途中で話を強制終了させられたので、やはり乗員繰りというものは想像以上に難しいのだろう。一つだけわかったことはアメリカに帰る必要のあるクルーをこの便に乗って帰らせるということだ。

乗員が交代してもすぐには出発できない。整備士が乗ってきて何やらゴチャゴチャやっていた。

2014OCT-DELTA-23.jpg
その間クルーはおしゃべり。優雅なものだ。また、燃料を積み込む作業も行わないといけないので、乗員交代だけと言われても、1時間くらいは地上滞在時間が必要になってしまう。

僕はというと優雅にビジネスクラスシートで読書。嗚呼、成田経由最高だ。たまらなく楽しい。でもそれはビジネスクラスに乗った時だけ。この幸せは皆が皆感じられるものではないということを忘れてはいけない。仮にエコノミークラスに乗っていた賭したら僕は相当イラついていたに違いない。これほどまでにアップグレードされてよかったと思ったことはない。

僕はアップグレードされたことに本当に感謝しながら、再出発の時を待っていた。


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中部発成田行きデルタ630便、真東へ飛ぶ【デルタ747搭乗記】

Category : デルタ航空
定刻にて出発。

台風の影響である程度の欠航便が出ているせいか、国際線側には自分の乗るデルタ機以外一機も飛行機がいなかった。セントレアのいいところは離陸に時間が掛からないところ。タキシーウェイ(誘導路)渋滞していることは朝の時間帯以外まずない。(それはある意味、セントレアの便数が少ないということを意味しているだけなのかも知れないが…。)


2014OCT-DELTA-11.jpg
海を見ると白く波が立っていた。風が非常に強いのだ。

成田経由のため燃料はスッカラカンのはずである。北米までの燃料は成田で給油するからだ。だからいつもは目いっぱいの滑走距離を使って離陸するデルタのジャンボは、滑走路の半分も使わないで離陸した。スカイデッキから見ていた人はさぞかし驚いたに違いない。「えっ!デルタの離陸滑走ってこんなに短かったっけ?」と。


2014OCT-DELTA-12.jpg
伊勢湾を一周して真東へと向かう。セントレアが左手に見える。普段ならばRWY36で上がると右旋回して北東方向を目指すのだが今日ばかりは違った。(いつもの中部発デトロイト行きで、伊勢湾を一周するリバーサル・ディパーチャーを使用する場合にはセントレアが左手に見えます)


2014OCT-DELTA-13.jpg
三河湾を左手に見ながら上昇。衣浦湾、矢作川の河口がくっきりと見えた。


2014OCT-DELTA-14.jpg
三保の松原だ。くるんとカールしている地形は専門用語で「砂嘴(さし)」という。潮流の織り成す自然の造形美である。


2014OCT-DELTA-17.jpg
もちろんこの航路であれば富士山が遠くに見える。この翌日に初降雪のニュースが飛び込んできていたから、あと1日遅かった冠雪した富士山が眺められたかと思うと少し残念である。


2014OCT-DELTA-18.jpg
房総半島の南からは遠くに東京湾が見えた。

成田はもうすぐそこだ。


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