デルタに乗り始めてから約3年が経つ。エコノミーで行くこともしばしばだったが、最近ではビジネスクラスのアップグレード枠を見つけるのが上手くなり、結構な確率でビジネスクラスにアップグレードできるようになった。機内食もかなりの種類を食べた。大体見ればこれはハズレかアタリかが分かる。今回はその締めくくりだと思っていた。

まずはスターター。いつも通りの海老だ。

何度同じものを食べただろう。しかし同じものというのは、いい意味で安心感を与えてくれる。これを食べると何故かホッコリ気持ちが落ち着くのだ。

前菜はビートとゴートチーズのサラダ、ベジタブルスープである。

サラダもスープも毎回微妙に異なるものの、ほぼ同じだと言っていい。吉野家の牛丼は何度食べても飽きないように、僕の脳に刻まれたデルタの機内食の味は、何度食べても飽きない味に認定されているようである。海老と同様、これらのお皿が出てくると、何故か安心感を覚えてしまうのだ。添えられたパンも然りだ。

今回どうしても食べたいものがあった。それは今まで一度も食べたことのない一番下の豚肉メニューである。毎回デルタの洋食は4種類。上からビーフ、チキン、フィッシュ、ポークである。微妙に味付けや調理方が異なるが、上の3種類については最低でも一度はオーダーしたことがある。
しかし一番下のポークだけは未踏の領域だった。オーダーしている人を見たことがなく、当然どんなものかも見たこともない。僕は食べておかないといけない衝動に駆られていた。食べたいものを食べるんじゃない。一度も食べたことのないものを食べるのだ。

それで出てきたのはこちら。ポークの甘辛ソース炒め。
肉はえらくパサパサしていた。味付けは結構スパイシーだ。美味しいかと言われれば少し疑問符が付いた。日本の照り焼きソースをイメージすると少し違う。この便はマニラまで行く便であるので、恐らくフィリピン風の味なのだろう。日本人の味の好みからは少し外れた甘辛風味だった。添えられたブロッコリーは柔らかすぎて気持ちが悪く、白いお米も質が悪かった。
総じてポークは失敗である。

ちなみに和食メニューはと言うと…。実はこれを見てあまり惹かれなかったというのが僕が今回ポークを選んだ理由だともいえる。どうしても和食が食べたかったらポークは次回に回して和食を選んでいたと思う。主菜が「鮭の醤油風味」じゃテンションが上がらない。

デザートはいつものアイスクリーム。

その前にコーヒーを持ってきた。何度も書いているがデルタのコーヒーはスタバになった。食後のコーヒーが楽しみになったというのはこのブログでは何度も言ってきたことだ。

アイスにはキャラメルソースをかけてもらった。ねっとりとした本格的なキャラメルソースである。何杯でも行けそうなアイスである。そして最近はチーズを添えてもらうことにしている。別にワインと一緒に飲むわけではないが、本格的なチーズを食べる機会が普段あまりないのでここぞとばかりにチーズを食べている。
劇的に満腹である。もういらん。
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