STAP細胞はあります。【小保方晴子著「あの日」を読んで】

Category : その他
小保方晴子氏が書いた「あの日」を読んだ。

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僕は小保方氏の一連の騒動のことを実はあまり知らない。報道されている内容についてはテレビがたまたまついているときに見たくらいで、新聞でも流し読みをする程度だった。週刊誌は一切読んでいないし、自ら進んでネットで調べたこともない。だから一連の騒動のことをこんなに深く知ったのはこの本が初めてである。

当時報道されていた「ES細胞の混入」や「再現実験の失敗」など、僕はテレビから聞こえてくる表面的な言葉尻だけから「やっぱりオボちゃんが不正をしたのかな?」と思っていた。しかしこの本を読めばその疑惑は完全に消える。そりゃあそうだ。この本は小保方氏が自らの潔白を証明するために書いた本だからである。自分の手記に「自分が不正をしました。」と書くはずがない。疑惑の張本人の手記を読んだら、誰だって「白」だと思う。(以下、僕の主張は小保方擁護に偏っていることを理解の上読んで欲しい。)

この本によれば「ES細胞の混入」も「再現実験の失敗」も重要なカギを握っているのは若山教授だ。小保方バッシングが始まると手のひらを返したように彼女を悪人に仕立て上げた論文の共著者である。小保方氏の主張からは彼が最後の黒幕のようにも読める。

「再現実験が失敗した=STAP細胞はなかった」という単純な構図ではないということも分かってくる。そもそも小保方氏の定義するSTAP細胞と世間の定義するSTAP細胞はモノが違うのだ。そのことをどれだけの人が知っていただろうか。しかも実験は誰がやっても同じではなく、その人にしかできない実験があるらしい。実験の上流工程を担っていた若山教授がいない状態で、どう再現しろというのか。これは料理で考えるとよく理解できる。同じ材料を渡され完全なレシピがあっても僕が作る卵焼きは妻の作る卵焼きには適わないし、僕と妻が2人で作る料理を僕一人で作れと言われたら、そんなものできるわけがない。

多分世の中の人の多くはマスコミからしか情報を受け取っていないため、マスコミが作ったストーリーを信じていると思う。でも僕は逆だ。この本を読んで初めて真相を知った人間だから、小保方氏が語るストーリーを完全に信じこんでいる。

僕はこの本を読んでからマスコミが報道した内容などをネットで調べてみた。すると不思議なことにマスコミの報道がとても怪しく見えてくるのだ。一方で、(これは想像だが)、小保方バッシングを興味深く見つめていた人達はきっと逆の反応を示すことだろう。小保方氏の主張がとても言い訳がましく嘘っぽいと感じるのではないだろうか。

つまり一つだけ言えることは、どちらかのストーリーを信じている人は、もう一つのストーリーが信じられないことである。情報ソースの発信元によって、この一連の騒動の見解は真っ二つに分かれるのだ。小保方バッシング派、小保方擁護派の2つである。

この本が出るまで本人からの情報発信というものは記者会見以外にはなかったはずだ。記者会見だって僕らは直接全てを聞いたわけではないため、断片的な情報をマスコミがいいように解釈して報道している可能性がある。そういう意味では僕らは小保方氏の主張を一切聞かずして、STAP細胞の騒動の件についてあちこちで論じている。おかしくないだろうか?

マスコミ報道が全て。

僕が言いたいのはそこだ。小保方氏が潔白であるか否かという議論は二の次である。僕らは自分が直接見聞きしたわけではない事件のことをマスコミの情報だけを頼りに評価している。これは非常に怖いことである。

航空事故関係の報道を見ているとよく分かる。飛行機素人である乗客の証言のほんの一部を切り取って恐怖をあおる報道をしたり、事故の本質とは全く関係のないタイトルを打って読者の気を引こうとしたりするからだ。航空事故に限らず、皆さんがよく知っている分野の報道について思い返してみるといい。「それは違うだろう!」と突っ込みたくなるような真実とは程遠い報道をしていることに気が付くことだろう。普段の生活でもそうだ。同じ人の噂話を聞くにもその人を慕っている人の意見と、嫌っている人の意見はまるで正反対のことが多い。

もう一度言う。僕らは小保方氏の主張を一切聞かずして、これまでSTAP細胞の真偽や小保方氏の行った不正(とされていること)について議論を重ねてきた。それは異常なことである。頭のいい人ならばすぐに「世間の解釈は偏っている」ことに気が付くだろう。マスコミ報道のみから小保方氏を「悪いヤツ」だと思いこんでいるのだ。

しばらく聞こえなくなっていた「STAP細胞」という言葉、そして「小保方晴子」という名前が再び注目を集め始めた。数日前には、ES細胞が盗まれた件について、小保方氏が警察に参考人として呼ばれたという報道もなされた。

これを気に再度、一連の騒動を検証する機運が高まり、小保方氏の潔白が証明されることを願いたい。しかし一旦小保方氏を叩き潰したマスコミが、彼女の潔白を証明したがるはずがない。それは自分たち(マスコミたち)のこれまでの態度を全否定することになるからだ。この本が世に広まったところで多少の小保方擁護派が増えるくらいであろう。

この本の中にも報道過熱に関する描写が多く見られる。「そこまでされて、かわいそうに」と思うばかりだが、この本の出版が小保方氏の潔白を証明するきっかけとまではならないとしても、最低でも身勝手極まりないマスコミ報道に対し一石を投じるものとなればよいと思う。

一度これまでの報道をリセットしてピュアな気持ちで読んでみることをお勧めしたい。

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