プッシュバックからタキシーでウンチクたれます【ANAビジネスクラス搭乗記】

Category : ビジネスクラス
僕の座席は17A。ビジネスクラスの一番後ろの席である。ANAの777⁻300ERではファーストクラスとビジネスクラスでキャビンの前半分が占められており、ビジネスクラスの最後列は、翼のちょうど真ん中くらいの位置になる。長距離国際線用の機材ではビジネスクラスが最も大きな面積を占めているのだ。


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翼の上とは言え、窓からの眺めは悪くはない。翼に後退角がついているため、翼の上でもそれなりに視界は開けている。隣にはヒューストン行きの777-300ERがいた。


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エンジン部分を拡大するとGE90と書いてある。General Electric社が誇る大出力エンジンだ。サブタイプは115Bと呼び、推力は世界最大である。通常、エンジンは2社以上から選べる仕組みになっているが、777-300ERではGE90のみの選択となっており競合となるエンジンはない。これだけ大きなエンジンだと開発リスクも相当なものになるのだろう。P&W(プラット&ホイットニー)が参入しなかった理由は知らないが、エンジン開発の難しさを物語る典型的な例であることは間違いない。


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隣の機体を見てみると何だか胴体上部に塗装を直した跡のようなものが見える。遠目には目立たないものの、拡大して見るとよく分かる。何かの損傷を補修した跡なのだろうか。ときどきこんな満身創痍の飛行機を見る。「なんか事故でもやったかな?」という疑いが出てきてなんだかその機体には乗りたくなくなる。機番はJA732Aだ。覚えておこっと。


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そうこうしているうちにプッシュバックを開始した。


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見送ってくれる整備やハンドリングの人達に僕も手を振る。向こうからは見えているだろうか。雨の日も風の日も雪の日も、外で整備や機体のハンドリングをしてくれる人達には感謝をしなければならない。飛行機の運航というものはパイロットやCAさんの仕事だけで成り立っているわけではないのだ。


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タキシーを開始すると隣には787がいた。ドュッセルドルフ行きの機体である。


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B-8313のレジを持つ機体。登録記号から中国国籍を持つことは分かる。どこかエアショーで見た機体だなぁと思うのだが名前が出て来ない。後から調べてみるとイタリアPiaggioの機体であった。P-180と呼ぶらしい。先尾翼式、そしてヘンテコリンなターボプロップエンジンという形がユニークである。


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同じくB国籍(中国)のボンバルディアGlobal5000だ。


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こちらもB国籍のガルフストリームだ。一つ前のボンバルディアGlobal Expressとは競合機の関係である。

さっきから中国国籍のビジネスジェットがどうしてこんなにも多いのか。企業のお偉いさんが来日しているのか、単なる金持ちの道楽か。真相は分からないが、毎年6~7%で成長する中国のパワーを感じさせるランプエリアの様子であった。


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こちらもB国籍のビジネスジェットとはならず、B国籍ではあるがエアホンコンのB747-400BCFである。BCFとはBoeing Converted Freighterの略である。初めからフレイター(貨物機)として作られた747⁻400Fではないことを意味する。二階席のコブが長いところが見分けるポイントで、元々コブの長い旅客機型の747⁻400を貨物機に改修したのが400LCFである。初めからフレイターとして開発された400Fはコブが短い。

成田のタキシー中は楽しい。どうしても気が抜けない。ランウェイ側となる右側に座れば、離陸する機体をカメラに収められた気もするが、左側は左側で面白い中国国籍のビジネスジェットが見られたのでそれはそれでよしとしよう。

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