さよならANK

Category : 国内旅行
2012年3月31日をもって、エアーニッポンという航空会社がなくなった。
ANAに吸収合併されたためだ。

先日のピーチの就航により、日本でも格安で飛行機に乗れる時代が到来した。
今後航空業界は、激しい競争にさらされていくことになる。
そんな中でANAは、ANKを吸収すれば子会社の事務的な経費が削減でき経営効率が高まると考えたようだ。


何はともあれ、
トビウオマークの日本近距離航空として始まった「エアーニッポン」がなくなってしまうことはとても寂しいことだ。

ということで、勝手にANKのフェアウェル特集をやってみることにする。
と言っても自分の乗ったANKのYS-11のラストフライトの写真を載せるだけだけれども…。
(これはあくまで自分にとってのANKのYSのラストフライトであり、
公式なANKのYS-11のラストフライトの記録ではありません。悪しからずご了承下さい。)


時は約9年前、2003年1月1日のANA一日乗り放題の時のこと。
僕は1万円で福岡-羽田-稚内-丘珠-函館-名古屋と5レグに乗った。
「そろそろYSの引退が近いし、ここで乗っておかないともう乗る機会はないかな?」と思い、
なるべく沢山YSに乗って名古屋に帰れないかなぁと思い付いたのがその旅程である。
5レグ中の稚内-丘珠、丘珠-函館の2レグがANKのYSになっている。

当時からメモリアルフライトにはもちろん興味はあったが、
「ラストフライトなんてどうせ取れないし」と何故かはじめから消極的だった。
あの頃は学生とあって、あまりお金がなかった。
当時住んでいた福岡から北海道を往復するだけで3~4万は掛かる。
バイト代が月4万円の大学生が、そんなに飛行機に投資できるわけがない。
だからラストフライトには消極的だったわけだが、
今となっては、本当のYSラストフライトに乗っておけば良かったと後悔している。
「オマエ、YSのラストフライトだぞ!乗らなくていいのか?」
と当時の自分に言ってやりたいくらいだ。
(ANKのYSラストフライトは2003年8月31日)

まぁ、当時としてはラストフライトでなくてもYSに乗れればそれで良く、
「一日乗り放題の1万円ポッキリでYSに乗れればラッキー」くらいにしか考えていなった。


僕にとってのYSはやっぱりANKのYS。
JACのYSよりもうんと愛着がある。
何故かと言われれば困ってしまうが、
ANAのYSでもなく、TDAのYSでもなく、JACのYSでもなく、とにかくANKのYSなのである。


マイナス8℃の稚内に、リュリュリュリュという甲高い音を響かせてYSが降りてきた。
レジはJA8772。
公式なYSラストフライトにも使用された機体である。
このとき、この機体がANK最後のYSになるなんてことは知る由もなく、
単純に「僕にとっての最後のYSはこのJ8772になるんだな」と思っていた。
後からラストフライトに使われたのがJA8772だと知ってとても驚いた。
モデルプレーンもあえて機番を選んで買ったくらいだ。


さぁ搭乗の時間だ。
凍てつくエプロンを歩いて搭乗する。
これがYSに乗るときの醍醐味である。
タラップを自分で持っているYSは必ずエプロンを歩いて搭乗となるわけだ。

20030101-41_01.jpg
最果ての地で見るYSは「過酷な環境でも頑張ってる」感があり、とても勇ましく見えた。


20030101-42_01.jpg
なかなか乗り込まずにYSをじっと眺めている人。
僕みたいにひたすら写真を撮っている人。
YS目的でここ稚内まで来ている人が沢山いた。


20030101-44_01.jpg
ロールスロイス、ダートエンジンと青白に塗り分けられたプロペラ。
メチャクチャうるさいが、それがYSらしさでもある。


YSはとても上昇率が悪い。
なかなか上がっていかない。
初めは「オイオイ大丈夫かぁ?」というくらいの低空飛行で、徐々に徐々に上がって行った。


20030101-59_01.jpg
丘珠に到着。
鼻が真っ黒なのがとてもカワイイ。


20030101-61_01.jpg
尾翼に描かれたANKの文字。
ANAグループでありながら、ANAとは字体が違うのがANKの特徴であった。

ここからは夜のためブレブレの写真しかなく、ブログには載せられないのだが、
この後同じ機体で函館まで飛び、僕にとってのANKのYSラストフライトが完結したというわけだ。


「さよならANK」と言うか、むしろ「9年前のさよならANKのYS-11」
みたいな特集になってしまったが、
今日3月31日に、機体は何であれ(引退した機体であれ)、ANKの特集をしてみて、
ANKがなくなるんだという認識を強く持てて良かったと思う。

もう「エアーニッポンによる運航」なんて言葉は出てこなくなるわけだ。
「アンク」なんて口にすることも昔話でしかなくなるわけだ。
改めてANKがなくなることに寂しさを感じる。

とは言え、別に母体のANAがなくなってしまうわけではない。
過去への決別は、新しい未来への躍進を意味するのだ。
よしっ。景気付けに一言。

さよならANK、頑張れANA! ! !



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