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アシアナ航空事故について新聞報道に思うこと。

Category : 航空事故
今日の日経新聞夕刊、社会面の記事。

20130708_01.jpg

「アシアナの事故、どんな見出しで載ってるんだろ」って思ったらこれだった。

日経新聞って本当にバカだなぁと思う。
「訓練中の副操縦士が操縦してたら事故るんか!」
と言いたくなる。

ニュースでも比較的この「副操縦士が操縦していた」ことが話題になっているが、
結構ニュートラルな語り口調で、それ自体が悪いとは言われていない。

もちろん日経新聞でもそれが悪いとは言及されていないが、
こんな見出しを書いてしまうと、
読者にどんな印象を与えてしまうかは考えれば分かるだろう。

「着陸直前に失速警報」という見出しの方が僕は適切だと思う。
大きい文字と小さい文字を逆にすべきだ。

思い出せば、ANA787の緊急着陸の時の社会面の見出しは「ふわっと浮いた」だった。
全く持って不適切な見出しである。

何度も言うが日経新聞のバカっぷりには本当に閉口する。

この事故の原因の本質は777の訓練中の副操縦士が操縦していたことではない。
NTSBの報告がされなくとも、それは確実に言えることだ。
もし副操縦士が操縦していたことが原因ならば、
世界中でこの類の事故が多発しているはずだ。

誰だって最初は初めてで、それを着実にこなしながら経験豊富なパイロットになっていく。
だから操縦経験が浅いことが原因にされたら、訓練自体が否定されることになる。

この事故の本質は、ほぼ間違いなくクルーコーディネーションの悪さである。
操縦経験の浅さを補うのは操縦経験の豊富な年上の機長である。
そこが上手く機能していないのが問題なのだ。

だから上の記事はタイトルをこうしてもい。
「ベテラン機長、操縦代われず」と。

ILSのグライドスロープが点検中で機能していなかったことも指摘されているが、
滑走路脇にはPAPIと呼ばれる進入角が適切であることを示す表示があるので、
それを見れば角度が浅く高度が低いのは分かる。
だからILSが点検中だったというのも原因ではない。

ILSアプローチが機能していたって、
「天気が良ければ自分で降りたい」と言うパイロットもいるので、
ILSなどなくても全く問題なく降りられるのだ。

問題はベテラン機長が何故もっと早い時点でゴーアラウンドを決断しなかったかだ。
そこには機長と副操縦士の、微妙な心理のせめぎ合いがあったんだと思う。
もしかしたら、機長は着陸まで全てを副操縦士にやらせたかったのかも知れない。
訓練中の副操縦士だって初めての空港だから自分で降りたかったことだろう。
色々な個別の心理事情がある中で判断が遅れたのだ。

僕がこの事故の一連の報道を見て、最も重要だと感じたのは
「何故判断が遅れるような心理になったのか」という点である。
そこを掘り下げずしてどうすると言うのか。

お下品なスポーツ新聞ならまだしも、
日経新聞が日本きっての専門紙であるという誇りを持っているのなら、
もっとまともな見出しでもっと堀り下げた記事を書いてもいいんじゃないかと思う。

ねぇ日経新聞さん、
低レベルなアプローチはやめて、
もっと高い視点から深いアプローチをしたらどうでしょう?


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