デルタ航空搭乗記の割り込みで置き去りにされていたGWの旅行の話。
今回からカタール航空の搭乗記に戻りたい。
えっと、どこに行ってたんだっけ?
そうだ、GW、僕らはパリに行っていたのだった。
帰りの飛行機はシャルルドゴールを16時に出発する。
僕らは余裕を持って3時間前の13時には空港に着いていた。

タクシーを降りるとエンジン排気の匂いがした。
上を見上げると、コンチ、いやユナイテッドの757がいた。
第一ターミナルは真ん中のメインターミナルの周りがサテライトになっているため、
こんな風にすぐ近くを飛行機が通ることがある。
コンチの757を見送りターミナルビルに入った。

激しく混雑しているエコノミークラスの行列を横目にチェックイン。
ビジネスクラスで良かったと実感する瞬間だ。

縦横無尽に走るチューブを通って出国ゲートに向かう。
シャルルドゴールの、少なくともターミナル1は、免税品店がショボすぎるので、
僕は出国後はラウンジへ直行した。

事務所かここは!!!
シャルルドゴールの残念なところは、ラウンジがショボいことだ。
一瞬ここがラウンジであることに疑問を感じてしまうほどの事務所風の入口。
そう言えば2010年エバー航空でパリに来たときもこのラウンジであった。
中国語で書いてある呼び鈴を押してロックを開けてもらってから入室する。

中も天井が低くて狭い。

一応、中庭があるのだが全く無意味な空間である。

とりあえずコーラだけ飲んで、早々にラウンジを出た。
このトンネルを抜けるとサテライトだ。
さっきのチューブとトンネルが、ここターミナル1の見どころである。

復路も往路と同じく機材はA340-600である。
このサテライト、圧倒的に待合室スペースが狭くて乗客全員が椅子に座れない。
僕が着いた時にはベンチはほぼ満席で、適当なところで立っているしかなかった。
しかも20分遅れとなったので、待つのが結構しんどかった。
先程のラウンジはサテライト内ではなくメインターミナルにある。
そしてラウンジを出てからセキュリティチェックがあるので、
「なるべく早くラウンジを出なきゃ」という心理が働く。
なのでサテライトに着いてから便の遅延を知った時は本当にガックリ来た。
「ベビーカーはゲートで預けろ」と言われたので、ゲートまで来たのはいいが、
僕はうっかり預けるのを忘れていた。
思い出したのは搭乗のコールが掛かってからだ。
「あ、これ、預けなきゃ!」
急いでカウンターに行き預ける手続きをしてもらった。
そのせいでビジネスクラスの優先搭乗は打ち切られ、
エコノミークラスの搭乗とごちゃ混ぜになってしまった。
それでも入るゲートが違ったので列に並ばずに済むのはありがたかった。

座席は一番後ろの17列目だ。
ギャレイがうるさいが子連れにはここが一番落ち着く。
シャルルドゴールはこの時間(16時半頃)、とても空いていて非常にスムーズに離陸できた。
実は離陸の時間が一番辛い。
暴れん坊にとってシートベルトはとても苦痛なものしい。
とにかくシートベルトで動けなくなるのが嫌で嫌で仕方がないようなのだ。
だから離陸がスムーズだととてもありがたい。
なるべく早く子供のシートベルトを外してあげたいからだ。

子供のシートベルトを外すと危ないんじゃないかって?
もちろんこんな雲を抜けるときには外さない。
でも、ある一定の高度まで達したら子供のベルトは外している。
外さないとギャーギャー騒ぎ始めるからである。
安全を犠牲にして他の乗客の快適性を追求しているつもりだ。
幸いなことに外資系エアラインは、ベルトサインが点灯していてもクルーは席を立っているし、
乗客が席を立つのもかなり大目に見てくれる。
その点がとても助かる点だ。
これが日本の航空会社ならば、
ベルトサイン点灯中に子供がチョロチョロしようものならすぐに注意されるだろう。
「怪我したって誰もアンタのせいになんかしないよ」って言ってやりたいが、
あれが日本の無責任社会(誰も責任を取りたがらない)の象徴なのだろう。
ベルト不着用で怪我をしたのなら自分で責任を取る。
子供の怪我なら親が責任を取る。
僕はそんなことを航空会社のせいにしたりはしない。
リスクがあることは承知で、僕は全体の利益を優先しているつもりだ。
つづく。
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