チップで稼ぐアメリカ、残業代で稼ぐニッポン。【残業ゼロ法案を考える】

Category : その他
搭乗記は一回パス。

前回記事で世界のエリートの働き方について触れたので、
今回は我々の働き方について少し考えてみたい。

まずはアメリカで感じたことから。

アメリカに行くといつも困るのがチップ。
いや、別に困っちゃいないけど、チップは出張費では落ちないから、
時々なんだか損してるような気分になるだけだ。

まぁあちらの人の給料は低く抑えられていて、チップが生活給になっていると聞く以上、
何がしかのお金は毎朝ベッドの上に置いておかなければならないとは思う。

2014FEB-USA-09.jpg
ちょっと気が利かせて1ドル札の上にチョコレートを置いてみたけど、
「チョコレートなんか要らないから金出しな。」
って思ったかしら?

チップが給料の一部だと聞くと何だか可哀想な気がしてくるが、
このチップと言うシステムはある意味、ヤル気を引き出すシステムとも言える。
いいサービスをしたらチップが沢山もらえるからだ。

まぁそうは簡単にいかないのは分かる。
ただ、お金を少しでも得ようというインセンティブが働くことは確かだ。
あとは本人がどのように考え行動するかである。

一方、日本はどうか。
チップ文化は存在しない。
だから我々の給与は職種を問わず高く、アメリカよりいい生活を送っている。
と言えそうな気もするが、実際はそうは甘くない。

僕は気付いてしまった。
我々は「残業代」と呼ばれるチップもどきで稼ぐ国民だということに。
我々はチップはもらわねど、残業代をもらって生活の足しにしている。

要するに、残業代をもらって初めてそこそこの給料になっているという意味で、

チップも残業代も根本的には同じ

だということだ。

違うのは残業には「頑張ろう」というインセンティブが働かないことである。
むしろ「ダラダラ長く仕事をした方いい」というインセンティブを与えてしまう。

僕は第二子が生まれて、ますます家に早く帰るようになった。
仕事のペースを上げ、いつもより早く終わらせるよう頑張っている。
するとどうなったか。

頑張ったにも関わらず僕の給料は下がった

のである。

仕事の効率を上げると給料が下がる。

実におかしな現象だ。

世界でも日本の生産性が低いと呼ばれる理由がわかった気がした。
皆、残業代欲しさに遅くまで会社に残り、仕事を頑張るフリをしているのだ。
時々「遅くまで頑張ってるなぁ」と意味不明の激励をする上司がおり、
あろうことか夜遅くまで仕事をすることは良いことだと勘違いしている人もいる。

だから残業代目当ての残業が減らない。
遅く帰れば上司からは褒められるし、お金は稼げるしいいことずくめだ。
これでは効率を上げて仕事をするインセンティブは働かない。

チップ文化を疎ましく思っていた自分だが、
日本の残業文化の方が実は疎むべき慣習なのだと僕は気付いた。

巷では「ホワイトカラー・エグゼンプション」だの「残業ゼロ法案」だの言いながら、
一般の従業員も残業代をなくすという議論が盛んに行われているが、

僕はその仕組みに賛成である。


残業代をなくせば絶対に仕事の効率が上がると思うからだ。
残業をなくさずとも「残業は20時まで」などと制限を掛けるのも有効的だと思う。
ただ、基本給が上がらないままでは、
ただのコストカットだと反感を買うだけだと思うが…。

大切なのは頑張れば給料が増えるという仕組みである。
いっそのこと早く帰った人ほど給料が上がる仕組みを作ればよいのではないか?
残業をペナルティだと考えるのだ。

少々乱暴で実現性に欠けるアイデアだというとは分かっている。
残業代をなくせば全ての人が幸せになれるなんてことは思っていない。
しかし、少しは生産性の向上に繋がると僕は確信している。
そして生活にゆとりが生まれると信じている。

僕はアメリカに行くと実にフレキシブルに働いている。
夜だろうが朝だろうが休日だろうが、機内だろうがラウンジだろうが、
「一番効率のいい時間」に仕事をしている。
前回の記事を書いて、これぞ理想の働き方だと悟った。

何故それが日本に帰ってくるとできないのだろう。
何故定時というものが存在し、そして残業代が発生するのだろう。
一度フレキシブルな働き方をすると、それらが非常に疑問に思えてくるのだ。

いっそのこと日本中の企業が、
在宅でもスタバでもいいから会社の外で働く試みをやってみたらどうか。
絶対に違う世界が見えてくる。
そしたらきっと「残業なんか誰がするものか」と思うはずだ。

するとどうなるだろう?
日本の家族を取り巻く環境も少しは変わるに違いない。
「毎日お父さんが早く帰ってきて食卓を囲む」
そんな日常が当たり前になる。
僕はそんなニューノーマルを待ち望んでいる一人だ。


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