航空旅行コンサルタントという無償アルバイト

Category : その他
巷では残業代ゼロ方案の議論が盛んだ。
以前の記事で僕は「残業代ゼロ法案に賛成だ」と書いたが、
一つ観点を変えて、報酬とは何かということについて少し僕の意見を書きたい。
普通に考えれば、

「報酬=お金」

である。
しかし仕事以外に目を向けてみると必ずしもそうではないことに気付く。

最近よく航空旅行に関して相談を受ける。
「~に行きたいが、どうするのが一番安いか」、また、
「~に行きたいが、どこを経由するのが良いか」という類のものである。
職場で、友人から、色々だ。
結構な頻度で聞かれる。

自分の得意とすることを聞いてもらえるのは、僕としては嬉しい限りだ。
僕を頼ってくれるのだから、たとえ忙しくとも精一杯の回答をしようと頑張る。
常に即答できれば良いのだが、さすがに全ての質問に即答することはできない。
だからある程度調べてから回答することになる。

調べる作業に結構な時間を使っているが、
僕はこれっぽっちも嫌とは思わず、むしろ大喜びでやっている。
もちろん僕は費やした時間に対する報酬を一切もらっていない。
言ってみれば、タダでアルバイトをしているようなものだ。

しかし時間がもったいないとか、報酬か欲しいとか、そんなことは一切思ったことがない。
人のために時間を割くことがとても嬉しくて楽しいのだ。

何故か。
それは自分の中にどんどん知識が蓄えられるからだ。
例えば回答のみに必要な知識を10とすると、
回答をする調べ物の中で100くらいの知識を得ることになる。
調べているうちに余分な知識まで勝手に入ってくるということだ。

この空港の滑走路はどちら向き、こんな路線があったのかなど、新たな発見は多い。
僕の中に、回答には直接関係のない知識がどんどん蓄えられていく。
回答をする中で調べて知り得た知識は全て僕のものだ。

言ってみればそれが僕に対する報酬である。

お金ではない報酬である。


沢山相談をされればされるほど、僕の知識は増えて色々な場面で応用が効くようになる。
今まで1時間掛かっていた調べ物が、いつの間にか即答できるようになっているかも知れない。
だからやればやるほど、僕の航空旅行コンサルという無償アルバイトの効率は上がる。

報酬はカネだけではない。
財産は必ずしもカネによって蓄えられるわけではない。
僕の頭の中にある知識だって大きな財産である。

ここから結論に持って行くのはいささか強引な気もするが、
血眼になって「オレが働いてやったんだから残業代よこせ!」と叫ぶのではなく、
働いた分は必ず自らの知識という無形の財産になって蓄えられるのだから、
少し引いて、広い視点で考えてみたらどうか。

もちろん月100時間残業代なしで働け、なんていうのは無茶な話だし、
嫌々やらされている残業ならば残業代をもらわないと感情的に収まらないのは分かるが、
自分の好きなことならば、他人のためにどれだけでも時間を費やせるのだから、
「報酬=お金」という等式は必ずしも成り立たない。

そのことに気付けば、何となく目先の利益にとらわれ過ぎなんじゃないかとも思えてくる。

実は「時間」も「知識」も「お金」も等価なのだ。

等価の意味は、それを他のものに変えられるという意味だ。
時間はお金で買えるし、知識を時間に変えることも出来る。

そりやあ沢山お金は欲しいけど、報酬はお金だけではない。
目先の利益を取りすぎると、後から大きな利益を取り損ねることにもなりかねない。
遠くに霞む100万円の束は見ずして、足元の1000円札ばかりを拾っている。
残業代ゼロ法案の議論を聞いていると、何だかそんな気にさせられるのだ。


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