僕がデルタ747の中部撤退を惜しむ本当の理由

Category : デルタ航空
セントレアベースで写真を撮っている方々からは、デルタ747の撤退を惜しむ声が相次いでいる。


2014SEP-DL630-03.jpg
唯一セントレアに来ているジャンボの定期便。
たまにKEなどがジャンボで飛来しているようだが、
毎日飛んでくるジャンボとしてはデルタが唯一である。
昨年度末のANAの747-400の引退と重なるところがあるのか、
全退役ではないにせよ、セントレアからの747の撤退は淋しいという声が大きい。

もちろん僕もその淋しいうちの一人。
でも若干他の人とは思いが違うところがある。

「淋しい」というよりも「苦しい」のだ。

それには巡航速度が関係している。
747撤退後はA330にダウンサイズして路線は継続することになっているのだが、
そのA330の巡航速度が問題なのである。
WikipediaでB747、A330の巡航速度を調べると、以下の情報が出てきた。

B747:Mach 0.85

A330:Mach 0.82

なるほど、A330の方がやや遅いことが分かる。

は?速度がどうしたってわけ?

と疑問を抱く方もいるかも知れない。
写真を撮っているときは巡航速度など全く関係がないからだ。
乗っているときですら速度など気になるものではない。
しかも差は0.03程度、その差は僅かである。

でもこれを見て欲しい。
僕が何を苦しんでいるのかきっと分かってもらえるはずだ。


DL629_B747.png
こちらがB747で運航する場合の復路の飛行時間。


DL629_A330.png
こちらがA330で運航する場合の復路の飛行時間。

何と復路の所要時間が13時間から14時間に1時間も延びているのである。
(往路も同様に延びているが、復路の方が飛行時間が長いので復路で比較している。)

速度差はマッハ数で0.03だが、割合にすると4%だ。
確かに計算してみると、13時間が4%延びれば14時間になる。
たかが4%の違いでも長距離路線になると、結構な違いになるのだ。
今でさえ復路の13時間の飛行時間は耐え難いというのに、それがさらに1時間も延びる。
僕はこの事実を知ったとき、思わずガクンと肩を落としてしまった。

最近の中部-デトロイト線はビジネスクラスが混み過ぎていて、全然アップグレードができない。
しかもA330になるとビジネスクラスの席数が減る。(48席から34席へ3割減。)
するとますますアップグレードができなくなる。
そしてエコノミーで我慢せざるを得ないところに、飛行時間が1時間も延びる。
これ以上の悲劇があるだろうか?

僕が本気で747の撤退を惜しむ理由は、その俊足さにある。
俊足な747のおかげでどれだけ助かっていることか。
10時間を過ぎたあたりからの1時間は本当に長く感じる。
それを少しでも短くしてくれる747は、長旅を共にする頼もしい相棒なのだ。

単なるノスタルジーではない悲痛な叫び。
その声はどれだけの人に聞こえているだろうか。


いつも見て頂きありがとうございます。
↓ポチっと押して下さい。ランキングが上がります。
にほんブログ村 その他趣味ブログ 航空・飛行機へ
にほんブログ村
スポンサーサイト









Comment

非公開コメント

サイト内検索
イケてる航空旅行研究所内の記事を検索できます。
カスタム検索
プロフィール

航空ブロガー

Author:航空ブロガー

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
Google+
GoogleAnalytics
サイト内検索
イケてる航空旅行研究所内の記事を検索できます。
カスタム検索