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カタール航空A350の世界初就航はなぜ地味だったのか

Category : A350
一昨日エアバスの新型機A350が路線就航を果たした。カタール航空のドーハ→フランクフルトがその初就航路線だ。

この事実を知っている人はどれだけいるだろうか。結構なヒコーキマニアでも今この記事を読んで初めて知ったと言う人はいるんじゃないだろうか。それほどまでに初就航は地味だった。

実は僕もすっかり忘れていて、友人からのメッセージでハッと気付いたくらいだ。僕は基本的に常にTwitterだけはチェックしているのだが、A350の就航のニュースには何故か気が付かなかった。(普段の閲覧で僕はFlyFromRJGGというメイン・アカウントは使用していない。航空ニュースだけを拾う別のアカウントを使っている。)

そのことに気付き、カタール航空の公式Twitterを引用してつぶやいたのが以下のツイート。

20150117_QR350.png

まぁこれは冗談だが、自分で初便ゲッターとか言っておきながら、あまり注目する気になれなかったのは、やはり周りの雰囲気がそういう風だったからだろう。これまでA350の路線就航で盛り上がっている場面に一度も遭遇しなかったから、何となく忘れがちになってしまったのである。


何故だろうか。僕は昨日今日とその理由を考えていた。
何故A350の就航はこれほどまでに地味だったのか。

ここで少し考えてみたい。理由はいくつか挙げられる。


1.二番煎じの飛行機である

こんなことを行ったらA350を開発した人に申し訳ないが、ぶっちゃけると350は787の二番煎じだ。カーボンでできた胴体や翼。それは350だって同じだが787の方が先発だ。気圧を高めて快適にしたキャビン。それは350だって同じだが787の方が先発だ。「1番じゃなきゃダメなんですか?」と聞かれたら僕は間違いなくこう答えるだろう。「1番じゃなきゃダメなんです。」二番煎じとはそういう運命なのである。2番手と3番手の差は大きくないが、1番手と2番手の差は非常に大きいのだ。


2.機体自体が地味

A350の外見上の特徴は?と聞かれても実は僕も即答できない。強いて言うならば「グラサンみたいなコックピット窓?」くらいだろうか。ウィングレットも特徴的ではあるものの、じゃあ他の比べて特段珍しい形かと言われたら、さほど珍しくもない。外見上の特徴があまりにもなさ過ぎて、A350は何の変哲もない双発機にしか見えないのである。

これがA380だったらどうだろう。オール二階建ての世界最大の旅客機。ただそれだけで話題性は抜群に高い。そう考えると787だっていわゆる普通の双発機だから、外見上の特徴はないことになるが、787には長くしなやかに反り上がる主翼がある。遠くから見ていても翼がしなっている姿が見えればそれが787だ。一方のA350は外見上の特徴がなさ過ぎるのである。


3.既に報道陣が飛んでいる

A350はカタール航空への納入時や日本へのプルービング・フライト時に報道陣を乗せて何度も飛行している。それが話題性を低くしている。世に広めてくれる人たち、すなわち報道陣が初就航の前に乗ってしまっているので、初就航便に乗る必要性がなくなっている。A350は初就航時には既に終わったコンテンツに(オワコン)なっているのである。


4.華々しい就航キャンペーンがなかった

シンガポール航空のA380のときは全席をチャリティーオークションで販売した。そしてANAの787のときはエコノミークラス100席を応募して抽選で78,700円で販売し、ビジネスクラスは6席(4組)をチャリティーオークションで販売した。それだけで話題性が抜群にあった。しかも787の場合は報道陣も一般の乗客も初めて乗る便が同じだった。事前に報道公開フライトのようなものは行っていないから、報道陣の方が早く乗ったとかそういう差別感がなかったし、皆がその1便にフォーカスできたのである。

カタール航空の場合は特にオークションを行うこともなく普通に販売された。僕がチラッと空席状況を見たとき、さすがにビジネスクラスは満席だったが、エコノミークラスには空席があった。そんな状況を見て僕は「なーんだ、そんなもんか」と思ってしまった。そう思わせたら初便には価値はない。「即完売」、「抽選で250倍」、そんなフレーズが並ばない限り、盛り上がるはずがないのである。


5.カタールという舞台

何となくカタールと聞いても行きにくい。もちろんカタール航空は好きだし、過去に乗ったことがあるので馴染みはあるのだが、どうもカタールまで行って乗る気にはならない。しかもカタール自体が世界でもマイナーな国である。(と僕は思っている)
例えば787がエチオピア航空で初就航しますと言ったら皆アディスアベバまで飛んで行っただろうか?LOTポーランド航空で初就航しますと言ったら皆ワルシャワまで飛んで行っただろうか?仮に787が上記航空会社で就航したとしたら、787の初就航の雰囲気はまた違ったものになっただろう。

いまや世界のメガキャリアとなったANAが飛ばしたからこそ787は話題になったのだ。カタール航空だって「個人的には」ANAに負けず劣らずだとは思うのだが、世間の感覚からすると、世界の空でのカタール航空の存在感は薄いんじゃないかと思う。国が人を呼び込む力が弱いという言い方もできる。そもそも魅力的な国ではないのだ。中東と言う地理的な位置も今回の話題性を低くした一要因だという可能性もある。


大体思いつくところではその5つだ。

この5要素のうちどれが一番強い要因なのかは分らない、これらの要素がうま~く重なり合ってA350の就航を地味なものとした。もちろん僕がここに書いたことは推測の域を脱しないが、そこまで大きく外しているということもないだろう。

新型の飛行機の就航が常に盛り上がるとは限らない。それが今回得た教訓と言えるだろう。


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