うんと昔の10月の話。去年の9月と10月はデルタ様には大変お世話になった。セントレアから北米までの唯一の直行便がデルタの中部-デトロイト線のため、米国に行く際には、よほどの事情がない限り僕はデルタに乗る。(乗らざるを得ない。)

覚えている人は少ないと思うが、この日は台風19号が去った翌日。 中部地方は台風一過の青空が広がっていたが、風は強く海は波が非常に高かった。(ミュースカイより撮影)

台風の影響があるかも知れないと思い、余裕をもって出発の3時間前にセントレアに着くようにした。そしたらこの混雑具合だ。(と言っても知れているが…。)ビジネスクラスのカウンターの方が混んでいるではないか。
混んでいる理由はやはり台風の影響。カウンターで成田経由になっていることを告げられた。成田経由になることによって飛行機が遅れるから、デトロイト以降の乗り継ぎ便が皆変更になり、その処理に時間が掛かっているようだった。
「なぜ成田経由なんですか?」即座に理由を聞くと、
「乗員繰りの都合です」と言われた。
少し解説しよう。
僕の乗るDL630便は中部発デトロイト行きだが、実はマニラ発中部経由デトロイト行きである。逆方向も然り。復路のDL629便はデトロイト発中部経由マニラ行きである。
もう一つ。デルタのマニラ行きは成田経由でも飛んでおり、そちらはニューヨーク発成田経由マニラ行きとなっている。
前日の台風の影響で何が起きたのか。
この前日のDL629便、デトロイト発中部経由マニラ行きが成田にダイバートして、そこで運航打ち切りとなったのだ。(ダイバート:目的地に降りられないとき、目的地を変更して着陸すること)
一方の成田経由のデルタ機はちゃんとマニラに飛んでいる。すなわち、いつもマニラに2機いるはずのデルタ機が1機となっている。その代わり成田にはマニラに行けなかったデルタ機が1機いる。
そして僕の乗る当日。成田にいる1機を中部までフェリーしてそれをDL630便 中部-デトロイトに使うと思いきや、マニラにいる1機を成田に持ってこずに中部に持ってきたのだ。マニラにいる1機は成田経由ニューヨーク行きにしても、中部経由デトロイト行きにしてもいい。ここでデルタがした決断は、マニラ→成田を欠航させて、マニラ→中部をスケジュール通りに飛ばしたということである。
そこまでは分かった。でも何故そこで成田経由になるのかがイマイチ理解できなかった。恐らくこれは結構難しい話だ。航空会社の乗員繰りまではさすがに理解できない。
ただ、2つだけわかることは、通常よりもマニラにいるデルタ機が1機少ないことと、逆に成田いるデルタ機が1機多いことである。何はともあれ、前日にイレギュラーなことが起こると成田経由という妙なことが起こるということである。
何だか腑に落ちないまま、僕は乗り継ぎ便変更の手続きをしてもらうのであった。
(何故成田経由になるのか分る人がいたら是非教えてください。)
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