正直者がバカを見る無料の優先ゲートを経済学的視点から考察する

Category : その他
昨日の記事のコメント欄に酷い書き込みを3つももらった。非難でも賛同でも僕の記事に反応してくれるのは大変ありがたい。貰ったのはこんなコメント。

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<その1>
かなり迷惑な客ですねえ。。。残念です。

<その2>
このブログ面白くて観て来たけど残念ですね!一流の男?笑います!思ってもブログに書く事ではない!非常識極まりない!ブログ辞めた方がいいよ!

<その3>
ブログ楽しく拝読してましたが
非常に残念な投稿でした。
一流の男?はアップグレードでビジネスを乗る人間にはいないようですね…
一度自腹でビジネス乗るようになってから「一流」を名乗ってください。
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まぁこういう悪意のあるコメントには個別に返すのはやめにして、本題に入る前にここで総評したい。

これらのコメントには2つの重要なメッセージが隠されている。それは、僕のブログが面白いこと。そして僕のことを一流だと信じ込んでいることだ。前者は純粋に嬉しい。そして後者は完全に騙されているということ。自分で自分のことを一流だって思ってる人が「一流」を自称するわけないじゃん。そんなの二流のすること。だから僕は二流。

昨日の記事読んでは怒ってんのは、誇張表現や冗談を真に受けてしまうクソマジメ君だね。ブログに書いてあること全部ホントだって思ってんのかな?ウソも書いてあるよたまには。


さて本題に移ろう。
昨日の記事はこの記事に繋げたくて書いたものだ。


最後の乗客となった僕は、何事もなかったかのような顔をして自席に腰を下ろした。


20141213-NH701-07.jpg
機内ではほぼ全員が着席していた。まだ荷物の整理をしている人もいたのがせめてもの救いだった。この時点で8時10分。出発の5分前だ。僕は出発時間に遅れたわけではない。

僕が乗り込むとすぐにドアが閉まり、定刻の8時15分、飛行機はプッシュバックを始めた。ここまでギリギリになったのは久しぶりである。自分が乗り込むとドアが閉まるあのスピーディーさ。まるで新幹線にでも乗っているようだった。


20141213-NH701-04.jpg
さて、ここでで少し考えてみたい。この不公平なスピーディーさについてだ。遅く来て、優先ゲートに並ばせてもらい搭乗することについてだ。(昨日の記事から写真再掲)

一度この味をしめると次もそうしようという気になってくる。ちゃんと朝早く来て、ちゃんと並んで中に入る人達には申し訳ないが、実際そういう仕組みがあるのだから、やはり次もそうしたくなる。それはズルいのか、仕組みが悪いのか。

基本的に遅く来た人は救ってもらえることが多い。余りに遅いと無理だが、チェックインが不要となった今は、「15分前にチェックインを済ませていないと乗れません」というルールの適用を受けることなく、何だか無法地帯的に遅れてきた人が得をする仕組みになってしまっている気がする。

この不平等な現実をどう打破するべきか?

恐らく誰もが思い付くのが、優先ゲートに料金を課すと言う方法だ。しかしその仕組みはうまくいかないことが既に見えている。料金を払ってもいいから、早い列に並ぼうとう人が増えると予測されるため、優先ゲートの意味がなくなってしまうのである。


20150302-yabaikeizaigaku.png
昔読んだヤバい経済学と言う本で、こんなことが書かれていた。

幼稚園のお迎えに遅れてくる人たちにペナルティを課す(お金を取る)ことにしたら、遅れてくる人が増えたというのだ。それは親たちが、「ペナルティ」を「延長保育料金」だと思い始めたからである、とうものだった。その話から分かるのは、必ずしもペナルティを課すのが解決方法ではないということである。

優先ゲートは無料の方が絶対に混雑しない。人は周りから「ずるい」って思われるのが嫌だから、好き勝手に優先ゲートに並んだりはしない。きっと無料の間はおとなしくしている。しかしこれが料金を課すとなったら話は別だ。「お金払ってるんだからいいだろ」という理論が通じる以上、人は強気になる。その結果優先ゲートに並ぶ人が増え、本来の機能を果たさない優先ゲートとなってしまうのである。

じゃあ1万円とか、バカ高い料金を貸せばいいじゃないか、という意見もあるが、それは別の意味で問題である。空港側の品性を問われるからだ。意図をもって遅く来た人に1万円を課すのならば分る気もするが、やむを得ず遅くなってしまった人に1万円を課すのはあまりにも酷だ。もしそんなことをやったら、セントレアのツイッターに苦情が殺到するに違いない。

もちろん極端な値段ではなく、ちょうどいい料金というものが存在するはずだが、そもそも有料化は無理だろう。なぜならば日によって並んでいる人の数が異なるからである。仮に優先ゲートの使用料が500円だったとして、昨日は優先ゲートに20人並んでいました、今日は10人並んでました、となった場合に同じ料金を取りにくいからである。並んでいる人数によって料金を変えるのはほぼ不可能である。

となると、現行のままというのが最適な解となるのだろうか。時間が差し迫っている人だけを、個別に声を掛けて通すという今の方式である。

世界的に見てもそのようにやっている空港が大半である。多頻度顧客用の優先ゲートは見たことがあるが、有料ゲートと言うものは見たことがない。恐らくそれしか方法がないからそうしているのだろう。もしうまいやり方があったらきっと世界中に広まっているはずだ。


20150302-minnanoiken.png
つまりこの本のように、みんなの意見は案外正しい。クイズ「ミリオネア」でオーディエンスを選ぶと大体当たるのはこの本の理論が適用されているからである。世の中で自然に大人数の人が選択する方法というものは大体正しいのである。

正直者がバカを見る世界が最適

となる場合もある。残念ながらそれが世界と言うものだ。


20150302_gameriron.png
それはゲーム理論を学べば少しわかってくる。

いや、もしかしたらそうではない解が存在するかも知れないぞ。それもまたこのゲーム理論を駆使すれば見つかるはずである。僕もしばし考えてみたいと思う。


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