まるで畳のよう、ベトナム航空787-9のビジネスクラスシート。

Category : ベトナム航空
787-9はスポットからトーイングなしでそのままタキシーを開始した。すぐに離陸すると思いきや離陸までやたらと時間が掛かった。ランウェイはすぐそこなのに途中で止まったままなのだ。出発前の準備が整っていない?まさかパイロットがまだ慣れていない?色々勘ぐってみたが不安になるだけだった。

A350も787も新しい機体のため何かと色々ある。787⁻9自体は787-8の派生機であり、A350に比べたら十分に実績のある飛行機のはずだが、ベトナム航空にとっては初の機体である。パイロットがまだ完熟していないという推測は間違いどころかむしろ大いに正しい。時間をかけて出発してもらった方が実は安心なのである。元々16時40分発だったこの便が実際に離陸したのは17時40分過ぎであった。


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随分と太陽が傾いたハノイを離陸する。ハノイは随分と田舎にある空港だった。


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ピッカピカの787のエンジン。ずっと思っていることだが、エンジンインテークの金属のピカピカの部分(←なんて言うの?)の太さがカッコいいのだ。


では、最新鋭のベトナム航空787、実はA350よりも新しい787ダッシュ9のビジネスクラス大解剖と行こう。


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ビジネスクラスキャビンの全景を後ろから。プライベート感に満ちた極上の空間である。787の天井の丸味、やさしい青のLED光が柔らかで落ち着いた雰囲気のキャビンを作っている。そもそも機体が新しいこと自体が乗客にとってとても気持ちの良い空間である。

ベトナム航空787はヘリンボーンタイプのため基本的に度の席に座っても同じ仕様である。真ん中列に座ると若干プライベート感が異なるが、基本的には同じだ。


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後ろから見るとこんな感じ。デルタに良く乗るせいでヘリンボーンに慣れてしまったので「普通だよね」としか言いようがない。


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横から見るとこんな感じ。若干テーブルが狭いと感じるのは787という機体サイズのせいだろう。


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足元も至って普通の広さである。さっきから「普通だ普通だ」って言ってるけど、いいとこないの?って言われても普通なものは普通なのだ。ちなみに一番下の物置スペースは意外と奥が短くて、あまり大きなものは入らない。


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真ん中列はこんな感じで、頭の部分が離れ足元が寄り添う形となる。モニタを閉じると相手のモニタが見えてしまうという状態になるが、閉じている状態では何も見ていないはずなので特に問題はないだろう。


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読書灯、モニタのコントローラ、座席のコントローラ、プラグ類はここに集約されている。


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テーブル前には大きなポケットがあり、一眼レフを閉まっておくのに役立った。それくらいのものは入れられるということだ。本やメガネケースを入れておくスペースとして重宝するだろう。


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ポケットも充実。テーブル下にはコンパクトデジカメやスマホが入りそうなポケットが装備されている。


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そして通路側の肘掛は何やらフタになっていそうな雰囲気で…。


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中を開けると結構深いポケットになっている。ペットボトルの水を入れておけそうだ。

こう見てみると普通の中にも空間を利用した便利なポケットが沢山あり、使い勝手は良いと言える。

続いてフラットにした状態を見て行こう。ちなみにハノイーホーチミン間の飛行時間は約2時間。実際に飛んでいる時間は1時間半くらいである。なので眠っている時間などないのだが、それでもフルフラットにして寛いでみたくなるものだ。


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完全にフラットにした状態。近年では180度リクライニングができることは長距離国際線仕様の機材としての最低限の必要条件となっている。今どきライフラットでは競争に勝つことが出来ない。


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写真では下ろしてはないが、進行方向右手の肘掛はちゃんと下まで降ろせる設計になっており、肩周りの十分なスペースが確保している。そのため容易に寝返りを打ったりできる。


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蓮の花があるため何となく誤魔化されているが、

なんか色が畳みたいじゃない?


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足元のスペースが少しすぼまっているのが少し残念でもあるが、これがヘリンボーンの宿命であると諦めるしかない。


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寝た状態から少し起き上がると、787の窓は一層大きく見えるのだ。


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最後にリラックスポジション。1つリクエストを言えば、この状態で座面がフラットなのはやや座り心地が悪い。座面の足に近い方が上がりゆりかご状態になってくれると非常に心地よいのだが、このヘリンボーンタイプはそうならないのが普通のようである。デルタのヘリンボーンに乗っても同じ状態であるので、もしかしたらそういうものなのかも知れない。前にオットマンがあるためそこに足を載せてリラックスして下さいということなのだろうか。


さて、一通りビジネスクラスのシートを見てきたが、さすが最新鋭機787に導入されたシートだ。つまり長距離国際線で活躍間違いなしの装備である。普通だ普通だと書いたがそれは褒め言葉。普通であることが一番支持されやすいのだ。

そしてキャビン全体の雰囲気であるが、緑とベージュを基調としたとても落ち着く色合いである。くすんだ緑はどこか畳のような風合いを持ち、日本人の心に懐かしさやノスタルジーを訴えかけてくるようでもある。

人々の顔立ちも日本人に近いベトナムは、僕ら日本人とすぐに分かち合えるような大きな共通点を持っている気がした。そんな国の航空会社はANAよりもJALよりも日本らしいキャビンを作り上げた。それが787ダッシュ9のビジネスクラスである。


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